ヤマトビト

〜DAISUKE OZAKI 詩集〜

 

どんな時も すべてを洗い流してくれた。

 

子供の頃から いつもチカラになってくれた

 

雨は歌い

雨はなぐさめる

 

ときには 叱って真実を教えてくれる

涙に溶けて 痛みを和らげ

癒しの音になり

心を支え

必要なときに そっとそばに来てくれて

優しく包んでくれる

 

緑の匂いを運び

街の風を光に変え

新しい空気となって

そっと見守ってくれるんだ。

 

この世界に争いが絶えないとき

支えきれない暗黒の雲に

雨はこの星の涙となって

多くのものを 流してしまう…

 

ときには嵐となって

ときには大海を巻き込んで

 

そして 新たに

すべてのものの イノチの源となり

この星を 動かしてゆく

 

だから 僕は今日も 傘をささずに

雨達と歌うんだ。

 

なんて すてきな1日なのだろう。って

 

 

 

本当の平和の日が訪れることを信じている

 

 

 

だから 僕は 今日も 雨達の歌を聴くんだ

世界中の涙を溶かしてくれるように

祈りを込めて