ヤマトビト

〜DAISUKE OZAKI 詩集〜

オルゴール

今度 お前のフタを開けるのはいつだろう

大きな夢と まだ生きる意味もよくわからずに

 


たくさんの笑顔と精一杯の愛情を

ふりそそがれた幼い日の想い出がつまっている

 


お前はそんな小さな体で

いつも夢を与えてくれた

ときには慰めてくれた

いつも 俺を見守ってくれた

 


俺には今 大切な人がいる

その人を幸せにしたい

お前のような優しさで

愛のメロディを送りたい

 


俺は あなたのオルゴールになれるだろうか

 

 

 

今度 お前のフタを開けるのはいつだろう

弱い心と まだ自分自身に勝てない俺は

 


溢れる涙 堪えきれず

まだ自分を一番 可愛がっている

お前はいつも 黙って 俺の心に話かけたね

信じる心が大切だと

自分に素直に生きるんだと

 


俺には今 大切な人がいる

その人と共に生きていたい

お前のように大きく構えて

あなたの心を受け止めたい

 


心癒すオルゴールになれるだろうか

 


厳しい壁を乗り越えなければならない

その壁から すべり落ちそうになった時

またお前のフタを開けてもいいかい…

 


生きたメロディ奏でておくれ