ヤマトビト

〜DAISUKE OZAKI 詩集〜

羽根

 


だいぶ出遅れてしまったようだ

もう遅いかも知れない

 


何も出来ないまま終わるのか…

そんな思いが あふれてくる

何より大切な事を学ぶのに

時間がかかり過ぎたようだ

 


こんなにも回り道をして

オレに残されたものは何?

それでも 今でもオレには

わからないことだらけなんだ

 


これで 良かったのだろうか…

オレは何のために

宇宙という羽根をつけたのか?

そんなことに意味があったのか?

 


多くの者は そんなことは知る由もなく

御構い無しで 要領良く生きて

今日も温かいスープを飲んでいる

 


オレのチカラはこれから衰えるのか?

それでも今になってやっと

情熱の炎がメラメラとしてゆくのは何故だろう?

 


もう 根拠のない自信も何も無くなった

失うものなど何もないけど

誇れるものも 何もない

 

 

 

大切な真理をつかみきれてるとも言えない…

どんなに歩いても宙ぶらりん…

だけど確実に

見えないチカラは働いているんだ

 

 

 

それでも まだ 今をやりきれない自分が

泥沼から 足を引っ張っているんだ。。。

今日を生きるための壁が

目の前に立ちはだかるんだ

 


あるという者よ

オレは どうすれば良いのか?

教えてくれ

オレはどうすればオマエになれるのか?

 


それでも あきらめきれないオレが

叫びつづけるのはどうしてなんだよ

 


オレは何処へ行くのか

何を成し遂げるのか